動画編集のデザインクオリティを上げるためにやっていること

◾️得られる示唆
・デザインクオリティを高めるには、優れた参考例を基に徹底的に学ぶ姿勢が重要である。
・クライアントに応じたデザイン調整が不可欠であり、トレンドに流されない独自性を保つことがポイントになる。
・配色の整理と制限が視覚的に洗練された印象を生む。

デザインをもっと良くしたいと思ったら、まずは徹底的に学ぶ姿勢が大切です。優れた参考例を基にすることで、デザインの感覚やスキルを磨くことができます。ただ、トレンドを追いかけるだけではなく、クライアントごとにデザインを調整しながら、自分らしい独自性を大事にすることも忘れてはいけません。そして、視覚的に洗練された印象を作るには、配色を整理して必要以上に増やさない工夫が求められます。

なぜテレビ番組を参考にするのか

動画編集のデザインを考えるとき、YouTube動画ではなくテレビ番組の配色を参考にするという方法があります。YouTubeは個人チャンネルが多く、デザインが必ずしも洗練されていない場合があります。さらに、膨大なコンテンツの中から良い例を探すのは効率が悪いというデメリットも。一方で、テレビ番組は全体の統一感があり、学びやすいポイントがたくさんあるのです。

トレースでデザイン感覚を磨く

デザインを上達させるための実践方法として「トレース」があります。最初は1ptや1px単位で配色やデザインを細かく真似することが大切です。この作業を何度も繰り返すことで、自然とデザインの感覚が身についてきます。

ただし、トレースだけでは限界があることも。クライアントのトンマナやブランドカラーに合わせて調整する力が求められる場面も出てきます。

配色で統一感を出すコツ

クライアントごとにデザインを調整するときは、ブランドカラーを基に配色の幅を設定します。その際、メインカラーを2色までに絞ると、全体にまとまりが出て、ごちゃつきを避けられます。補助的に無彩色を使うのも効果的で、デザイン全体を落ち着いた印象に仕上げることができます。

最後に

デザインの質を上げるためには、良い参考例を選び、トレースを繰り返してスキルを高めること、そしてクライアントに合わせた柔軟な対応力が必要です。この3つを意識するだけで、より洗練されたデザインを作り出す土台が整うはずです。

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この記事を書いた人

1990年生まれ。長崎県出身。もともとはサービス業界にいたが、コロナ禍を期にフリーランスの動画編集者へと転身。CUE主催のBBQに参加し、半年の業務委託期間を経て、2023年6月に正社員に登用。現在は、動画クリエイターから動画ディレクターのキャリアアップに挑戦中!